こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
「レモンって体にいいんでしょ?」「ビタミンCもたっぷりだから毎日食べてます!」
そんな声をよく聞きます。たしかにレモンは健康や美容に良い成分が多く、人気の果物です。
でも実は…
レモンの“酸”が、歯にとっては大敵であること、ご存じでしょうか?
歯が溶けるってどういうこと?
私たちの歯は、硬いエナメル質という組織で守られています。しかし、pH5.5以下の酸性環境ではこのエナメル質が少しずつ溶け出してしまうのです。
これを **「酸蝕症(さんしょくしょう)」**と呼びます。
レモンのpHは?
レモンのpHはなんと 2前後。
これは炭酸飲料やお酢と同じくらい、非常に強い酸性です。
つまり、レモンを頻繁に食べたり、レモン水をちびちび飲み続けたりしていると、知らないうちに歯の表面がじわじわと溶けてしまう可能性があります。
どんな症状が出るの?
酸蝕症が進行すると、こんな症状が見られることがあります:
•歯がしみる(知覚過敏)
•歯の先が透けて見える
•噛む面がツルツルしてくる
•詰め物が取れやすくなる
しかも、虫歯と違って自覚症状が少ないまま進行するのが特徴。気づいたときには、すでにかなり進んでしまっていることも。
レモンを楽しむコツ(歯を守るために)
もちろん、「レモン=絶対NG」ではありません!
酸によるダメージを防ぎながら、レモンを楽しむためのポイントをご紹介します。
✅ ダラダラ食べ・飲みを避ける
レモン水やレモンティーを「ずっと口にしている」と、歯は酸に長時間さらされてしまいます。時間を決めて短時間で飲みましょう。
✅ 飲んだあとは水やお茶で口をゆすぐ
酸を中和するために、すぐ歯みがきせずまずは水でゆすぎましょう(歯が溶けて柔らかくなっているため、すぐの歯みがきはNG)。
✅ ストローを使って直接歯に触れにくくする
レモン水などは、ストローを使うことで歯への接触を減らせます。
✅ 就寝前は避ける
寝ている間は唾液の量が減るため、酸を中和しにくくなります。レモンを含む酸性食品はなるべく日中にとりましょう。
歯科でできる酸蝕症対策もあります
当院では、酸蝕症が気になる方には以下のようなサポートを行っています。
•知覚過敏予防のフッ素塗布
•酸に強い歯磨き粉の提案
•定期的なチェックで初期症状を見逃さない診療
レモンや酸っぱい食べ物が好きな方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
レモンは体に良い反面、歯にとっては強い酸であることを忘れずに。
正しい知識と工夫で、美味しく・健康的に・歯も大切に、上手につきあっていきましょう!
本日もお疲れ様でした。
明日も皆様にとって歯っぴーな一日になりますように☺︎