炭酸って本当に歯が溶けるの?|名古屋市中川区の歯医者|名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科

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炭酸って本当に歯が溶けるの?

こんにちは‼︎

名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎

 

最近、患者さんからよくいただく質問のひとつに

「炭酸飲料って歯を溶かすんですか?」

というものがあります。

夏場は特に、ジュースやスポーツドリンク、炭酸水を飲む機会が増えるので気になる方も多いですよね。

今回は、炭酸と歯の関係についてわかりやすくお話します。

 

■ 炭酸で歯は「直接」溶けるの?

炭酸飲料には「炭酸(二酸化炭素)」が含まれており、これが水に溶けることで「炭酸水素イオン」になり、弱酸性になります。

つまり、炭酸=酸性なので、長時間口の中にとどまるとエナメル質(歯の表面)を溶かすリスクがあります。

ただし、普通の無糖炭酸水であれば、酸の強さはそこまで強くないので、「すぐに歯がボロボロになる」わけではありません

問題は、飲む頻度飲み方なんです。

 

■ ジュース・スポーツドリンクは要注意!

炭酸飲料といっても、コーラやサイダーなどの砂糖入り炭酸飲料は、歯にとって二重にリスクがあります。

1.酸で歯が溶けやすい(酸蝕症)

pHが5.5以下になるとエナメル質が溶け始めると言われています。

コーラのpHは約2.2、サイダーは約3.0とかなり酸性です。

2.砂糖で虫歯菌が活発になる

砂糖をエサにして虫歯菌が酸を作り、さらに歯が溶けやすくなります。

つまり、甘い炭酸飲料は**「酸」+「糖」**のダブルパンチ。

虫歯や酸蝕症を引き起こすリスクが高いので、毎日常飲するのは避けたほうが安心です。

 

■ 無糖炭酸水はどうなの?

最近は健康志向で無糖の炭酸水を飲む方も増えています。

無糖炭酸水は砂糖が入っていないため、虫歯菌のリスクは低いです。

ただし、酸性であることは変わらないため、長時間ダラダラ飲むとエナメル質がやや溶けやすくなる可能性があります。

 

■ 歯を守る炭酸飲料の飲み方 5つのコツ

炭酸を完全にやめる必要はありません。

次のポイントを意識するだけで、歯へのダメージを減らせます。

1.ダラダラ飲みをしない

口の中が酸性の状態が長く続くのが一番NG。

一気に飲んで、口を中性に戻す時間を作りましょう。

2.ストローを使う

歯に直接触れにくくなるので、酸の影響を減らせます。

3.飲んだ後は水でうがい

酸を早く流すことで、歯の再石灰化を促します。

4.歯磨きは30分待つ

酸で柔らかくなったエナメル質をすぐに磨くと、かえって削れやすくなります。

5.フッ素入り歯磨き粉でケア

フッ素はエナメル質を強化して、酸への抵抗力を高めてくれます。

•炭酸自体は弱酸性なので、長時間・頻繁に飲むと歯が溶けるリスクがある

•砂糖入り炭酸飲料は「酸」+「糖」でさらにリスク大

•無糖炭酸水なら虫歯の心配は少ないが、飲み方に注意

•ダラダラ飲みを避けて、水でうがい&フッ素ケアで予防できる

炭酸飲料を楽しむこと自体は悪くありません。

正しい知識と工夫で、歯を守りながら夏を楽しみましょう。

本日もお疲れ様でした‼︎

明日も皆様にとって歯っぴーな一日になりますように☺︎