こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
知育より外遊びが良い? 〜歯科医が考える、子どもの成長に本当に大切なこと〜
今回は「知育と外遊び、どちらを優先すべき?」という、子育て中のご家庭にとって大きなテーマについて、歯科医の視点も交えながらお話しします。
最近は知育グッズや早期教育が充実していて、「うちの子もやらせた方がいいのかな?」と悩まれる方も多いですよね。でも、幼児期に本当に大切なのは、体を使ってたっぷり遊ぶこと=外遊びです。
◆ 歯科医から見ても「外遊びは最高の知育」
子どもの口の発達や噛む力、正しい歯並び、そして言葉の発達にまで影響するのが、実は身体全体の発達です。つまり──
よく遊ぶ子は、よく噛める・よく話せる子に育つ!
これは決して大げさではありません。
① 外遊びは「噛む力」を育てる
木登り、砂遊び、走る、ジャンプする——こうした外遊びは全身の筋肉を発達させます。顎や顔まわりの筋肉も例外ではありません。
•よく動く → 体幹が育つ
•体幹が安定する → 姿勢が整う
•姿勢が良い → 噛む力がしっかり出せる
つまり、全身の運動は噛む力の土台になるのです。
② 外遊びで「口呼吸」を防ぐ
姿勢が悪い、運動不足、室内時間が長い子どもは、口がぽかんと開きがち。これが口呼吸の原因になります。
口呼吸が続くと…
•虫歯や歯肉炎のリスクUP
•歯並びが悪くなる(出っ歯・受け口など)
•風邪をひきやすい
•集中力が落ちる
外遊びでよく体を動かし、しっかり呼吸をすることで、鼻呼吸の習慣が自然に身につきます。
③ よく遊ぶ子は「よくしゃべる」
外遊びはお友達との関わりの場。ごっこ遊びや鬼ごっこ、自然の発見など、会話のきっかけがたくさんあります。
•言葉のやりとりが増える
•舌や口唇の運動量が増える
•発音や発語の発達を促す
このように、遊びはことばと口の機能のトレーニングでもあるのです。
◆ 知育はどう位置づければいい?
もちろん、読み聞かせやブロック遊び、ひらがなの練習なども、子どもの興味に合わせて取り入れるのは◎です。
ただし大切なのは「身体と口の発達がベースにある」ということ。
机の上だけの知育では、言葉の理解力や表現力が追いつかないこともあります。
◆ 年齢ごとのおすすめバランス(歯科医視点)
年齢 |
外遊び |
知育(読み書きなど) |
ポイント |
1~3歳 |
8割 |
2割 |
舌と口まわりをよく動かす遊び(しゃぼん玉・ふうせんなど)がおすすめ |
4~5歳 |
6~7割 |
3~4割 |
噛む力・鼻呼吸・発語のバランスを整える時期。よく食べ、よく話し、よく動く |
6歳~ |
5~6割 |
4~5割 |
学習への移行期。外遊びは継続しつつ、姿勢や口元の癖(口呼吸・飲み込み)に注目 |
◆ まとめ:外遊びは「口腔の土台」でもある
知育も大切。でも、幼児期は**「体で学ぶ」「遊びで育つ」時間をたっぷり確保することが、実は口の健康にもつながっている**のです。
歯並びが心配、噛む力が弱い、口呼吸が気になる——そんなときは、まずは公園に行ってたくさん遊ぶことをおすすめします。
遊びは、最高の予防歯科です!
我が家は妻曰く、長男の時は第一子ということもあり、公園に毎日連れていきましたが、次男はなかなか
連れて行けていないとのこと。
もちろん無理強いもできませんが、親の負担にならない程度に外遊びをしてみて下さいね。
本日もお疲れ様でした!
明日も皆様にとって歯っぴーな1日になりますように☺︎