こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
本日は、ラバー製よりナイロン製!歯ブラシ選びで失敗しないために知っておきたいこと についてです。
実は先日妻に何気ない会話で『ラバーとナイロンってどっちがいいの?』と聞かれました。
妻も歯科に従事していたことがあるのですが、意外に知られていないのだと思い、今回このテーマでしたためることにしました。
ドラッグストアや通販で、見た目もかわいく「やさしそう」なラバー(ゴム)製の歯ブラシを見かけたことはありませんか?
「歯ぐきにやさしい」「子どもにも安心」と書かれていることも多く、選びたくなる気持ちもよくわかります。
でも、実は歯科医としてはラバー製よりナイロン製の歯ブラシをおすすめしています。
なぜなのか?今回はその理由をお伝えします。
【1. ラバー製は汚れが落ちにくい】
ラバー製の毛はやわらかく、弾力性がありますが、
その分歯の表面や歯と歯ぐきの境目の汚れがしっかり落としにくいという欠点があります。
また、ゴムは水分を含みやすいため乾きにくく雑菌が繁殖しやすいという問題も。
【2. ナイロン毛は清掃効率が高い】
一方、ナイロン毛は歯ブラシの毛材として長年使われてきた信頼のある素材です。
•汚れをしっかりかき出すコシがある
•毛先が細かく加工できるため、歯周ポケットにも届きやすい
•乾きやすく清潔に保ちやすい
つまり、ナイロンの方がプラーク除去力が高く、衛生的という点で優れています。
【3. 歯ぐきにやさしい=ラバーではない】
よくある誤解が、「歯ぐきにやさしいのはラバー」というもの。
ですが、やわらかめのナイロンブラシでも十分に歯ぐきに配慮したブラッシングは可能です。
むしろ、ラバーで磨き残しが多い方が歯ぐきの炎症やむし歯の原因になりやすいのです。
【4. 子どもにもナイロン製を】
お子さん用の歯ブラシにも、ナイロン製をおすすめします。
特に仕上げみがきには、毛の質と植毛の密度がしっかりしたナイロン製ブラシが最適です。
「やさしい=ラバー」というイメージにとらわれず、
しっかり磨けるかどうかを基準に歯ブラシを選びましょう。
【まとめ】
ラバー製歯ブラシは見た目や感触はやさしく感じられますが、
歯科的には以下の理由でナイロン製の方がおすすめです。
✅ プラーク(歯垢)の除去力が高い
✅ 清潔に保ちやすい
✅ 歯周ポケットにも届きやすい
✅ 子どもにも使いやすい
歯ブラシ選びに迷ったら、ナイロン製の歯ブラシを基本にしてみてくださいね。
【こんな歯ブラシを選ぼう(おまけ)】
•毛先が丸くカットされているもの
•毛のかたさは「やわらかめ〜ふつう」
•毛の密度が高く、しなやかなナイロン毛
•1か月に1回は交換を
本日もお疲れ様でした。
明日も皆様にとって歯っぴーな1日になりますように☺︎