こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
うちの子、なんで噛みきれないの?歯科から見た原因と対策
「お肉を出しちゃう」「野菜を丸飲みしちゃう」「噛んでるのに食べ終わらない」——お子さんの“噛みきれない”お悩み、ありませんか?実はそこには、歯科的な原因が隠れているかもしれません。
① そもそも「噛みきる」ってどういうこと?
「噛みきる」とは、前歯で食べ物をはさみ、しっかり力を加えて食材を切る動作のこと。
食べ物を口に入れる→前歯で噛みきる→奥歯ですり潰す→飲み込む、という一連の流れの“最初のステップ”です。
② 噛みきれない主な原因は?
▶ 歯の本数が足りない(年齢相応でない)
2歳前後までは前歯が生え揃っていないことも多く、物理的に噛みきるのが難しいこともあります。
▶ 歯並び・かみ合わせの問題
・上の前歯と下の前歯がうまく当たらない「開咬(かいこう)」や、
・受け口(反対咬合)などがあると、前歯で物を切る力がうまく働きません。
▶ 舌や唇の使い方が未発達
・舌で食べ物をうまく前歯に送れなかったり
・唇が閉じにくく、しっかり噛む力が出ないケースも。
▶ 筋力不足(口周り・体幹)
柔らかい食事が続いていると、咀嚼や姿勢を支える筋力が育ちにくく、噛む力が弱いお子さんもいます。
③ 早めの歯科チェックのすすめ
「噛みきれない=発達が遅れている」とすぐに決めつける必要はありませんが、
歯の生え方やかみ合わせは早めにチェックすることで、将来のトラブルを防げることも。
子どもの歯並びは「今」が未来を決める重要な時期です。
④ ご家庭でできること
・スティック状の野菜(にんじん・きゅうりなど)で「かじる」経験をさせる
・よく噛む必要のあるおやつ(干し芋、昆布など)を取り入れる
・食事中の姿勢や椅子の高さを見直す(足がぶらぶらしていないか)
・ガムのような咀嚼トレーニング食品も◎(年齢に応じて)
⑤ まとめ
「噛みきれない」は、単に“わがまま”や“好き嫌い”ではなく、口の機能や発達のサインかもしれません。
気になるときはお気軽にご相談ください。お子さんの「噛む力」を一緒に育てていきましょう!
本日もお疲れ様でした。
明日も皆様にとって歯っぴーな一日になりますように☺︎