こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
本日は『経口補水液って虫歯になる?』についてです。
夏の暑さが厳しい季節、熱中症対策や体調不良時に活躍するのが「経口補水液(ORS)」です。脱水を防ぐために大切な飲み物ですが、「甘い味がするけど、これって虫歯にならないの?」と心配される保護者の方も多いのではないでしょうか。
今日は、経口補水液と虫歯の関係について歯科の視点からお話しします。
◆ 経口補水液とは?
経口補水液は、水分だけでなく、ナトリウムやカリウムなどの電解質(塩分)と糖分をバランスよく含んだ飲料です。体にすばやく吸収されやすく、以下のようなときに役立ちます。
•熱中症や脱水症状の予防・改善
•発熱や下痢・嘔吐で水分が失われたとき
•スポーツ後の水分・ミネラル補給
◆ 経口補水液には糖分が含まれています
経口補水液には、ブドウ糖などの糖分が含まれています。糖分は水分と電解質の吸収を助けるために必要なのですが、虫歯菌のエサにもなってしまうのです。
虫歯菌(ミュータンス菌など)は糖分を栄養にして酸を作り、歯を溶かしていきます。つまり、経口補水液も、頻繁に飲んだり、長時間口に残ると虫歯のリスクにつながる可能性があります。
◆ 飲み方に気をつければ心配なし!
虫歯を防ぐためには、飲むタイミングや回数、飲み方が大切です。
✅ 経口補水液を飲むときのポイント
1.本当に必要なときにだけ飲む
予防目的や、軽い脱水には有効ですが、常に飲み物として与えるのは避けましょう。
2.飲んだあとは口をすすぐ or 水を飲む
口の中に糖分が残らないようにしましょう。
3.寝る前の摂取は避ける
夜間は唾液が減って虫歯リスクが高まるため、寝る前の甘い飲み物は特に注意が必要です。
4.哺乳瓶・ストローマグでのダラダラ飲みに注意
乳幼児の場合、長時間かけてちびちび飲むと虫歯になりやすくなります。
◆ 必要なときに正しく使えば大丈夫!
経口補水液は、体調を整えるためにとても大切な飲み物です。ただし、“虫歯にならない”飲み物ではないことも知っておくことが大切です。
上手に使えば、健康もお口も守ることができます。心配なときは、歯科医院でもご相談ください
本日もお疲れ様でした‼︎
明日も皆様にとって歯っぴーな一日になりますように。