低位舌が子どもの睡眠に与える影響|いびき・口呼吸・集中力低下との関係|名古屋市中川区の歯医者|名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科

〒454-0852 愛知県名古屋市中川区昭和橋通4-18

国道1号線沿い マックスバリュー昭和橋通店北側

駐車場12台有

中島駅 徒歩5分

トピックス TOPICS

低位舌が子どもの睡眠に与える影響|いびき・口呼吸・集中力低下との関係

こんにちは‼︎

名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎


突然ですが、我が子は低位舌です。
毎日寝苦しそうで歯科医師としてトレーニングを続けている最中ですが、今日は同じような症状の方向けにブログを書きたいと思います。

「寝ているときにお子さんの口がポカンと開いている」「いびきが気になる」

実はそれ、**低位舌(ていいぜつ)**が関係しているかもしれません。

低位舌とは、舌の位置が本来よりも下がっている状態のこと。

舌の位置は呼吸や睡眠の質、さらにはお口の健康や発達にも深く関わっています。

今回は、小児歯科の視点から低位舌と睡眠の関係性について詳しく解説します。

1. 低位舌とは?

通常、リラックスしたときの舌は上あご(口蓋)にピタッとついている状態が理想です。

しかし、舌が下がっていると以下のような状態が起こります:

•口を閉じにくくなる

•口呼吸になりやすい

•噛む・飲み込む・話すといった機能に影響する

•睡眠時に気道が狭くなる

低位舌は、舌の筋力不足や口腔周囲筋の発達不良、鼻づまり、指しゃぶりなどが原因で起こりやすくなります。

2. 低位舌が睡眠に与える影響

低位舌になると、寝ているときにいくつかの問題が起きやすくなります。

(1) 気道が狭くなる

舌が下がっていると、仰向けで寝たときに舌が喉の奥に落ち込みやすくなります。

その結果、気道が狭くなり、呼吸がしづらくなります。

(2) いびき・無呼吸の原因になる

気道が狭くなると、いびきをかきやすくなります。

さらに重度の場合は**小児閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)**につながることもあります。

(3) 口呼吸が続く

低位舌のお子さんは、睡眠中も口が開いてしまいがちです。

口呼吸が続くと:

•喉が乾燥しやすい

•風邪・感染症にかかりやすい

•虫歯・歯肉炎のリスク増加

•酸素が十分に取り込めず、睡眠の質が低下する

(4) 睡眠の質が低下し、日中の集中力にも影響

酸素がうまく取り込めないことで、熟睡できず、起床時にスッキリしないことも。

その結果、日中に眠気や集中力低下、学習への影響が出ることもあります。

3. 低位舌セルフチェック(お家でできる簡単チェック)

お子さんに当てはまるかチェックしてみましょう。

•口がポカンと開いていることが多い

•食事中、クチャクチャ音を立てて食べる

•寝ているときにいびきをかく

•鼻呼吸が苦手そう

•発音が不明瞭(特にサ行・タ行)

2つ以上当てはまる場合は、低位舌の可能性があります。

4. 改善のためのアプローチ

低位舌は成長とともに改善するケースもありますが、放置すると悪化することもあります。

以下の方法で早めの対策をするのがおすすめです。

(1) MFT(口腔筋機能療法)

•舌・唇・頬などの筋肉を鍛えるトレーニング

•舌を正しい位置に誘導し、鼻呼吸を促す

•当院でもお子さんに合わせたMFTプログラムをご提案しています

(2) 鼻呼吸の習慣づけ

•鼻づまりがあれば耳鼻科受診も検討

•就寝時に口テープを活用するケースもあります

(3) 食生活・姿勢の見直し

•よく噛む食習慣で舌や口周りの筋肉を鍛える

•猫背は気道を狭めるので、姿勢改善も重要

•低位舌は舌の位置が下がっている状態

•気道が狭まり、いびき・無呼吸・口呼吸を引き起こし、睡眠の質を下げる

•睡眠不足は日中の集中力・学習能力・免疫力にも影響

•早めのチェックと、MFTや鼻呼吸トレーニングで改善が期待できる

お子さんの睡眠時のいびきや口呼吸が気になる場合は、小児歯科でのチェックをおすすめします。

本日もお疲れ様でした‼︎

明日も皆様にとって歯っぴーな一日になりますように☺︎