こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
子どものよだれが多いのが心配…原因と対策を歯科医が解説
「うちの子、よだれが多い気がする…」「周りの子よりずっと出てるけど大丈夫?」
そんなお悩みをよくお聞きします。実は“よだれの量”は成長やお口の使い方と深く関係しており、原因を知ればほとんどは心配いらないケースが多いんです。
今回は、子どものよだれが多い理由と、歯科的にできるサポートをまとめました。
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1. そもそも、なぜ子どもはよだれが多いの?
✔ 発達の途中で「飲み込む力」が未熟
よだれは健康な証拠。問題は“出る量”ではなく“飲み込む力”です。
特に1〜2歳ごろは、舌や唇、顎の動きがまだ未熟なため、よだれを口の中にためてしまいがち。
✔ 歯が生えてくる刺激
いわゆる“よだれ期”。歯ぐきがむずむずし、唾液が増える時期です。
✔ 口がポカンと開いている
口呼吸ぎみだと、唇が閉じずによだれが出やすくなります。
アレルギー・鼻づまりが背景にあることも。
2. 気をつけたい「よだれが多いサイン」
普段の成長の範囲なら心配なしですが、以下が続く場合は相談を。
•常に口が開いている
•食べこぼしが多い、噛むのが苦手
•発語がゆっくり
•首がすわる・姿勢に不安がある
•3歳を過ぎてもよだれが多い
これらは 舌・唇・お口周りの筋肉の使い方に課題があるサイン のことがあります。
3. よだれが多い子に家庭でできる対策
✔ ① よく噛める食事を増やす
細かく切りすぎず、噛みごたえのある食材(野菜スティック・おにぎりなど)を。
✔ ② 姿勢を整える
椅子は足がしっかりつく高さに。
姿勢が安定すると舌の動きもよくなり、飲み込み力がアップ。
✔ ③ 風邪・鼻詰まりのケア
鼻が詰まる → 口が開く → よだれが出る
という流れが多いため、鼻トラブルは早めに対処。
✔ ④ 口を閉じる習慣づけ
声かけでOK。「お口閉じるよ〜」「お鼻でスースーしてね」
4. 歯科でできるサポート(MFT)
よだれが多い原因は、お口周りの筋肉バランスが崩れている「口腔機能発達不全症(こうくうきのうだはつふぜんしょう)」の一部であることがあります。
歯科では
•舌の位置のトレーニング
•唇の閉じる力の練習
•正しい飲み込みの練習(MFT)
などを通して、よだれの改善をサポートできます。
「成長とともに大丈夫だろう」と見守るより、早めにチェックしておくと将来の歯並びにもプラスになります。
5. 受診の目安
•2歳半〜3歳を超えてもずっとよだれが多い
•食べる・飲み込むの様子が気になる
•ことばの発音が気になる
•口呼吸ぎみでいつも口が開いている
こうした場合は、気軽に歯科でご相談ください。
よだれが多いのは成長の過程でよくあること。
でも、お口の機能のサイン になっていることもあります。
早めのチェックで、将来の歯並び・食べ方・発音をより良くしてあげられます。
「心配かも?」と思ったら、一度専門家に相談してみましょう。
本日もお疲れ様でした‼︎
明日も皆様にとって歯っぴ〜な一日になりますように☺︎