こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
何でも口に入れるのが気になる…硬いものを噛んでいるけど大丈夫?
小さなお子さんが、なんでも口に入れてしまう時期。
おもちゃ、タオル、指、さらに「え、それ噛んで大丈夫?」というような硬いものを噛んでいる姿を見て、心配になるパパ・ママは多いものです。
今日は、子どもが何でも口に入れる理由と、硬いものを噛むときの注意点、そして安全にできる対策についてお話しします。
■ なぜ子どもは何でも口に入れてしまうの?
① 成長発達のごく自然な行動
0〜2歳頃は、見たもの・触ったものを「口」で確かめる時期。
これは “口腔探索” といって、手や目と同じように口を使って「これは何?」「どんな硬さ?」「どんな形?」と情報を集めています。
② 歯ぐきのむずむず、噛みたい欲求
歯が生えかけの時期は、歯ぐきがむずむずして不快になり、
何かを噛むことで落ち着こうとするのはとても自然です。
③ 感覚あそびの一つ
子どもにとって「噛む」「舐める」は五感あそびの一部。
脳の発達にも関係しているので、ある程度は必要な行動でもあります。
■ でも“硬いものを噛む”のは大丈夫?
結論から言うと、硬さ次第では注意が必要です。
● ① 歯を傷つけることがある
金属、硬いプラスチック、木材などは
乳歯が欠けたり、ヒビが入る可能性があります。
● ② 誤飲・窒息の危険
小さなパーツが取れるおもちゃ、キャップ、ボタンなどは
口に入れているうちに 誤って飲み込む危険があります。
● ③ かみ癖として残ることも
長期間、硬すぎる物を噛む癖が続くと
前歯に負担がかかり、かみ合わせに影響することがあります。
■ 安心して噛めるアイテムは?
硬さ・安全性がしっかりしているものを選べば、
噛む行動自体は「悪いこと」ではありません。
◎ おすすめ
•歯固め(シリコン製)
やわらかすぎず、硬すぎない。安全基準をクリアした物を。
•布おもちゃ、タオル(タグ付きなど)
洗いやすく衛生管理しやすい。
•口に入れてOKの素材のおもちゃ
ベビー向け木製玩具など、安全性が明確なもの。
△ 注意したいもの
•キャップ・コイン・ボタンなど誤飲しやすい物
•リモコン・鍵など硬くて汚れやすい物
•100円ショップの硬すぎるおもちゃやパーツが取れやすい物
■ パパ・ママができる対策
✔ 1. 口に入れても安全な物を手の届く場所に
“安全な物だけがそこにある環境”をつくると、見守りが楽になります。
✔ 2. 危険な物は高い場所・引き出しロックで管理
好奇心旺盛な時期なので、少し大げさなくらいの対策が安心。
✔ 3. 「ダメ!」を言い続けるより交換する
危ない物 → 安全な噛める物 にそっと置き換える方がスムーズ。
✔ 4. よく噛む遊びを取り入れる
タオル引っ張り、吹く遊び、噛む運動など
口の感覚を満たせる遊びを取り入れると落ち着くことも。
子どもが何でも口に入れてしまうのは、
成長の一部であり、感覚発達のサインでもあります。
ただし「硬いもの」「誤飲の危険があるもの」は注意が必要。
安全に噛めるアイテムを用意して、環境づくりで見守ることで
子どもの“知りたい!”“噛みたい!”という成長をサポートできます。
心配なほど強く噛む、歯が欠けた、口の中をよくケガする…などがあれば、早めに歯科に相談してくださいね。
本日もお疲れ様でした‼︎
明日も皆様にとって歯っぴ〜な一日になりますように☺︎