フッ素入りの歯磨き粉は体に悪いって本当?|名古屋市中川区の歯医者|名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科

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フッ素入りの歯磨き粉は体に悪いって本当?

こんにちは‼︎

名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎

*フッ素入りの歯磨き粉は体に悪いって本当?

SNSの情報に惑わされないために知ってほしいこと**

最近、SNSで

「フッ素は危険」

「フッ素入り歯磨き粉は使わないほうがいい」

といった投稿を目にしたという方が増えています。

結論からいうと——

適切な量を使えば、フッ素入りの歯磨き粉は安全で、虫歯予防にとても効果的です。

では、なぜ“危険”という情報が出回るのでしょうか?

歯科の立場から、分かりやすく整理します。

 

1. フッ素は「毒」なの?誤解されがちな理由

フッ素(フッ化物)は自然界に広く存在している成分で、

水、野菜、魚、紅茶などにも含まれています。

「大量に摂取すると危険」

という情報だけが切り取られて広まっていますが…

水でさえ飲みすぎれば危険

塩も砂糖も大量なら体に悪い

フッ素も同じで、

“極端に大量”に摂った場合のみ問題になるというだけ。

歯磨き粉に含まれる量は国が安全性を評価したうえで上限が決まっています。

 

2. 日本の歯磨き粉に入っている量は「安全の範囲内」

日本で市販されているフッ素濃度は

最大1500ppmまでと厳しく規制されています。

これは世界基準と比べても安全寄りの設定。

子ども向けの歯磨き粉なら

500〜1000ppm

のものがほとんどで、さらに安心して使えます。

 

3. 子どもが飲み込んでしまっても大丈夫?

小さな子はどうしても飲みこんでしまいますよね。

でも、ご安心ください。

年齢に合った量を使えば問題ありません。

【歯磨き粉の推奨量】

•0〜2歳:米粒程度

•3〜5歳:グリーンピース大

•6歳以上:1cm程度

この量であれば、飲みこんだとしても

健康に害を及ぼすレベルではありません。

 

4. 実は世界中で推奨されている“むし歯予防の柱”

WHO(世界保健機関)や

アメリカ・欧州など各国の歯科ガイドラインでも、

フッ化物配合歯磨き粉は虫歯予防の第一選択

フッ素には

・歯の表面を強くする

・初期むし歯を修復する

・むし歯菌の働きを抑える

という3つの大きなメリットがあります。

 

5. SNSで「危険」と言われるよくある理由と実際

「フッ素は脳に悪影響がある」

→ 多量摂取・環境汚染を扱った海外研究の“部分的な解釈”。

市販の歯磨き粉レベルの使用とは無関係です。

「海外で禁止されている」

誤情報

むしろ海外のほうが高濃度のフッ素を使っています。

「自然派のほうが安心」

→ もちろん“フッ素なし”を選ぶのも自由ですが、

むし歯予防効果は大きく下がります

 

6. 歯科医院としての結論

フッ素入り歯磨き粉は

安全性が高く、むし歯予防に非常に効果的です。

そして、もっと大切なのは

「正しい使い方」。

✔ 年齢に合った量

✔ できればうがいは少なめ(1回だけ)

✔ 毎日使用すること

これだけで、お子さんの歯を守る力が大きくUPします。

 

SNSは便利ですが、

医療情報は間違ったものが広まりやすい場所でもあります。

もし不安な情報を見かけたら、

ぜひ歯科医院で相談してくださいね。

お口の健康は、毎日の小さな習慣で大きく変わります。

フッ素はその強い味方です。

本日もお疲れ様でした‼︎

明日も皆様にとって歯っぴ〜な一日になりますように☺︎