こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
乳幼児、ストローは使わない方がいい?
最近では、ベビー用のストローマグが定番となり、1歳前後からストローを使うお子さんも多いですよね。
便利な一方で、「ストローって使わない方がいいの?」という声もよく聞かれます。
今回は、小児歯科の立場からストロー使用について解説します。
■ ストローはいつから使えるの?
一般的に、ストローを使えるようになるのは生後9〜12か月ごろ。
この時期は、離乳食が進み、口や舌の動きも発達してきます。
コップ飲みへのステップとして使われることが多いですね。
■ ストローばかり使うと起こること
ストロー自体が「悪い」というわけではありません。
ただし、使い方や使う時期によっては、口の発達に影響が出ることがあります。
① 唇や舌の動きが育ちにくい
ストローを使うと、舌や唇をあまり動かさずに飲むことができます。
このため、長期間ストローばかり使っていると、
・舌が前に出やすい(舌突出)
・唇をしっかり閉じる力が弱い
など、口の筋肉の発達が遅れることがあります。
② 口呼吸のクセがつくことも
ストローで飲むときに「吸う」動きが浅くなると、口を閉じる習慣が育ちにくく、
口呼吸につながることがあります。
口呼吸は虫歯や歯並び、免疫にも関係するので注意が必要です。
③ 歯並び・かみ合わせへの影響
ストローを常にくわえたり、長時間吸っていたりすると、
口の周りの筋肉のバランスが崩れ、将来的に**出っ歯(上顎前突)**などの原因になることもあります。
■ 理想は「ストロー → コップ」へ移行
ストローはあくまで一時的なステップと考えましょう。
1歳を過ぎたら、少しずつコップ飲みに挑戦するのがおすすめです。
こぼしても大丈夫なように、最初は少量の水で練習を。
唇をしっかり閉じ、舌を上手に使って飲む動作は、
将来の「噛む」「話す」「飲み込む」などの基本動作につながります。
■ こんな工夫もおすすめ!
•ストローとコップを場面で使い分ける
→ 外出先ではストロー、自宅ではコップ練習
•ストローを使うときは、短時間・少量に
•吸う力をつけたいときは、スープをレンゲで飲む・吹き戻し遊びなども効果的
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使い方 |
ポイント |
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○ 一時的な練習・外出時 |
問題なし |
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× 常にストロー・長期間使用 |
口腔発達に悪影響の可能性 |
ストローは便利な道具ですが、「使いすぎないこと」が大切です。
コップ飲みを少しずつ取り入れて、自然な口の発達をサポートしてあげましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科では、お子さんの月齢や発達に合わせた「お口育て」のアドバイスも行っています。
気になることがあればお気軽にご相談くださいね。
本日もお疲れ様でした‼︎
明日も皆様にとって歯っぴーな一日になりますように☺︎