こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
今日は近年注目されている「口育(こういく)」についてお話しします。
みなさん、「口育」という言葉をご存じですか?
「食育(しょくいく)」や「知育(ちいく)」は聞いたことがあるけれど、「口育」はまだあまり知られていないかもしれません。
でも実は、赤ちゃんから幼児期の子どもたちにとって、この「口の育ち」はとても大切なんです。
口育ってなに?
「口育」とは、口の機能を正しく育てること。つまり、口を「食べる・話す・呼吸する・表情をつくる」などの本来の役割がしっかり果たせるようにする育児のことです。
赤ちゃんは、口を通してたくさんの発達を経験します。
•おっぱいを吸う「吸啜(きゅうてつ)」
•舌や唇の動き
•よだれのコントロール
•噛む・飲み込む
•おしゃべりする
これらの一つひとつが、実は「口の発達」に関係しています。
なぜ口育が大切なの?
口の発達が不十分だと、以下のような問題が起こることがあります。
•食べるのが遅い・偏食
•はっきり話せない
•よだれがいつまでも多い
•歯並びのトラブル
•口呼吸による風邪やアレルギーの悪化
口は「健康の入り口」。だからこそ、赤ちゃんのうちから正しく育てることが、将来の健康や発達に大きく影響するのです。
口育のためにできること
口育は、日常の中でちょっとした工夫をするだけでも取り組めます。
1. 正しい授乳姿勢を意識する
首や顎を安定させることで、吸う力や舌の動きが育ちます。
2. 離乳食は“段階的”に進める
舌や顎の発達に合わせた硬さ・形を意識することで、噛む力が育ちます。
3. たくさん遊ぶ
指しゃぶり、おもちゃを舐める、ストロー飲みなども発達の一部。無理に止めるのではなく、「時期を見て卒業」させていくのが理想的です。
4. 口呼吸ではなく鼻呼吸を促す
口をぽかんと開けたままの姿勢は、歯並びや集中力にも影響することがあります。
小児歯科で相談してみよう
実は、小児歯科では「口育」をサポートする取り組みをしているところが増えています。心配なことがあれば、早めに相談するのがおすすめです。当院でも口育士によるサポートを受けられますので是非お越しください。
「口育」は、食べること・話すこと・健康に暮らすための基礎。
赤ちゃんの頃から正しい習慣を身につけることで、健やかな成長につながります。
日々の育児の中で、「お口の育ち」にもぜひ目を向けてみてくださいね。
本日もお疲れ様です。
明日も歯っぴーな一日になりますように☺︎