五感とつながる口腔の働き|名古屋市中川区の歯医者|名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科

〒454-0852 愛知県名古屋市中川区昭和橋通4-18

国道1号線沿い マックスバリュー昭和橋通店北側

駐車場12台有

中島駅 徒歩5分

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五感とつながる口腔の働き

こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎

本日は暑い一日でしたね。息子は遠足に行っていたのでいいお天気でよかったです。(楽しかったと帰ってきました)

今回は五感とつながる口腔の働きについてです。

口腔は、五感すべてと深く関わっている器官です。歯科では「咀嚼」や「嚥下」といった機能的な面に注目することが多いですが、実はそれらの機能は、五感からの情報を受け取り、それに応じて反応するしくみと密接に連動しています。

🌈味覚と口腔

まず最もイメージしやすいのが味覚です。舌の表面には多くの味蕾(みらい)が存在し、「甘い」「しょっぱい」「すっぱい」「にがい」などを識別します。しかし、味覚は単独で成立しているわけではなく、舌触り(触覚)や香り(嗅覚)とセットで脳に伝わることで、私たちは「味わっている」と感じるのです。

🌈嗅覚との連携

食事中に鼻をつまむと味がしなくなるように、嗅覚も食べ物の風味を感じるうえで非常に重要です。口腔でかんだ食材の揮発性成分が、口腔内と鼻腔をつなぐ「咽頭」を通って嗅上皮に届くことで、香りとして脳に伝わります。つまり、口腔の動きが嗅覚刺激を引き出す働きをしているとも言えるのです。

🌈触覚と口腔

赤ちゃんがスポンジやタオルを口に含むのは、「柔らかい」「冷たい」「ザラザラ」などの触覚情報を口腔内で体験しているからです。これは、手で触るのと同じように、物の性質を学ぶ感覚遊びの一環です。とくに唇や舌、頬の内側は触覚受容器が非常に敏感であり、五感の中でも“肌感覚”に近い感覚が得られるのが口腔なのです。

🌈聴覚と口腔

意外と見落とされがちなのが、聴覚とのつながりです。ポリポリ・シャキシャキ・パリパリといった食材の「咀嚼音」や、ストローを使った音遊び、発音を通じて得られる音刺激は、口腔を通じた聴覚体験です。とくに発語の練習において、「自分の出した音を聞く」ことは言語発達にとって重要なプロセスです。

🌈視覚との相互作用

また、視覚も見逃せません。カラフルな食材や遊具は、子どもが「見て、手を伸ばし、口に入れる」という一連の動作を誘発します。これは視覚・運動・口腔の協調運動を育むうえで非常に重要な体験です。

 

このように、口腔は単なる「器官」ではなく、五感をつなぐハブとして働いています。歯科の視点から見ても、五感と口腔の連携は、機能的発達や生活習慣形成において重要な基盤であり、乳幼児期の育ちにおいて見逃せないポイントなのです。


次回も引き続き五感との相互関係についてお話しします。
明日も皆様にとって歯っぴーな一日になりますように☺︎