こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
今日はとても暑い一日でしたね。
朝から家族で長男お気に入りの公園に行ったのですが、曇ってるからいいだろうと思ったら帰ってきたらめちゃくちゃ焼けていました!!
紫外線・・恐るべし!
さて、本日の話は五感遊びと歯科との相互関係についての最後のお話しです。
家庭での実践:五感を育てる遊びと食体験
口腔と五感のつながりを育むには、家庭での毎日の生活が何よりも大切です。難しいことをする必要はありません。“遊び”や“食事”の中で自然と五感に刺激が届く環境を意識するだけで、口腔機能はぐんぐん育ちます。ここでは、歯科の視点からおすすめしたい家庭での取り組みをいくつかご紹介します。
1. 「手づかみ食べ」は最高の五感トレーニング
特に1~2歳頃の手づかみ食べは、感覚・運動・認知のすべてが育つ万能な経験です。
•目で見て(視覚)
•手で触れて(触覚)
•口に運んで(運動)
•においを感じて(嗅覚)
•味わって(味覚)
•音を聞いて(聴覚)
この一連の動きだけで、五感と口腔をフル活用した「感覚統合あそび」になっています。手や口が汚れることを過度に気にせず、“遊びながら食べる”経験を肯定的に受け入れることが、歯科的にも重要です。
2. 感覚遊びの素材を取り入れる
五感を刺激する遊びとして、以下のような素材が歯科的におすすめです。
•寒天・ゼラチン遊び:冷たくて柔らかく、舌や手指への刺激が豊富。
•スポンジ・布・ストロー:口に含んでも安心で、噛んだり吸ったりして感触を楽しめる。
•氷・お湯・ぬるま湯などの温度遊び:口唇や舌の温度感覚を育てる。
•味のバリエーション:甘味、酸味、苦味などをあえて体験する(無理強いはせず)。
これらの遊びは、口腔の感受性を高めると同時に、将来の偏食予防や食育にもつながる重要なステップです。
3. 歯科医院で相談してもいいタイミングとは?
「遊び方が他の子と違う気がする」「口に入れるのが極端に多い/少ない」「食事に苦手が多すぎる」といった不安を感じたら、歯科に相談してみてください。実はそれ、口腔機能や感覚のアンバランスが背景にある可能性があります。
特に、以下のような場合は受診をおすすめします:
•3歳を過ぎても指しゃぶりや舌を噛むクセが続く
•歯磨きや食事を極端に嫌がる
•硬いもの・ザラザラしたものを極端に避ける
•音やにおいへの敏感さが強く、食が細い
歯科では、口腔機能だけでなく、発達や感覚特性にも配慮した評価と支援が可能です。
最後になりましたが、口腔は「感じて育つ器官」であり、五感遊びは「育ちの土台」です。歯科の立場から言えるのは、お口の発達を“遊び”や“生活”の中で支える視点がとても大切だということ。保護者の皆さんには、「なめる・かむ・口に入れる」といった行動を、“やめさせる”のではなく、“育てる”方向に意識を向けてもらえると嬉しいです。
これからの歯科は、歯だけでなく「育ち」も診ていく場所です。お子さんの健やかな発達を、五感とお口の関係から一緒に見守っていきましょう。
そしてわくわくアートは以上のような観点からも歯科でも大変意義のある遊びですので是非とも参加してみて下さいね!
皆様本日もお疲れ様でした。
明日も皆様にとって歯っぴーな一日になりますように☺︎