こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
夜は涼しいのに昼間は蒸し返す暑さですね。
まだ5月なのに夏がすでに恐ろしいです。
今回も、アレルギーと歯科との関連性です。
アレルギー児への歯科対応と予防ケアについて
アレルギーを持つお子さんにとって、歯科受診は思わぬリスクを伴うことがあります。歯科材料やケア用品には、食物アレルゲン由来の成分が含まれている場合があり、接触によって症状が誘発されることもあるからです。
また、食事制限による偏食や栄養バランスの乱れが、虫歯や口腔機能の発達に影響することもあります。この章では、アレルギー児に対する歯科の配慮と、家庭でできる予防ケアについてまとめます。
1. 歯科材料とアレルゲンの関係
歯科で使われる材料や製品の中には、以下のようなアレルゲンになり得る成分が含まれている場合があります:
•乳製品由来のCPP-ACP(リカルデントなど)
→ 牛乳アレルギー児には禁忌。誤って使用すると重篤な反応を起こす可能性があります。
•ラテックス手袋や器具の部品
→ ゴムアレルギー(ラテックスアレルギー)の子には、非ラテックス製品で対応する必要があります。
•香料・保存料・着色料
→ 市販の歯磨剤やフッ素ジェル、うがい薬などで、接触性口唇炎や粘膜炎を起こすことも。
これらを避けるためには、事前にアレルギー歴を詳しく把握し、使用する器具や薬剤を慎重に選ぶことが重要です。
2. アレルギーと虫歯リスクの関係
食物アレルギーによる食事制限や偏食は、虫歯リスクと深く関わっています。
たとえば:
•卵・乳製品アレルギー → カルシウム不足により歯の質が弱くなる
•小麦・大豆アレルギー → 加工食品や市販おやつへの依存が高まりやすい
•野菜嫌い・甘味依存 → 砂糖摂取が多くなり、う蝕(虫歯)リスクが上がる
加えて、アレルギー児は食に対する警戒心が強く、食事時間が長引いたり、だらだら食べがちになる傾向もあります。こうした食習慣は、口の中に食べ物が長く残りやすくなり、虫歯の原因にもなります。
3. 歯科でできる予防とサポート
歯科では、アレルギーを持つ子どもたちに対して以下のような対応が可能です:
•リスクに配慮した予防処置(アレルゲンを含まないフッ素剤やシーラントの使用)
•食事内容に応じたブラッシング指導や栄養指導のサポート
•保護者の不安に寄り添った「予防中心の関わり」
また、場合によっては管理栄養士やアレルギー専門医との連携も視野に入れ、「口と体の両面」からのアプローチを進めることが理想です。
アレルギー児にとって、歯科は“怖い場所”にも“安心できる味方”にもなり得ます。
子どもが「この歯医者さんなら大丈夫」と感じられるような配慮と、信頼関係の構築が何より大切です。
本日もお疲れ様でした。
当院は明日はお休みですが、明日も皆様にとって歯っぴーな一日になりますように☺︎