こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
本日はすっかり晴れて過ごしやすいお天気でしたね。
さて、今回はアデノイドと歯科の関係性についてお話します。
お口の中だけでなく、のどの奥もチェックしていますか?──
皆さんは「アデノイド」という言葉をご存じでしょうか?
あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、実はお子さんの「歯並び」や「かみ合わせ」、「お口の機能」と深く関わる重要な部位なんです。
今回は、歯科とアデノイドの意外な関係についてお話ししたいと思います。
アデノイドってなに?
アデノイドとは、鼻の奥(上咽頭)にあるリンパ組織で、鼻やのどから入ってきた細菌やウイルスを防ぐ「免疫の門番」のような役割を担っています。
幼児期に特に発達し、思春期以降は自然に縮小していくのが一般的です。
しかし、**アデノイドが大きすぎる(アデノイド肥大)**場合、さまざまなトラブルの原因になります。
アデノイド肥大によって起こる問題
アデノイドが肥大すると、鼻の通りが悪くなり、口で息をする「口呼吸」になりがちです。これが、歯科的には大きな問題につながります。
代表的な影響:
•歯並び・かみ合わせの異常
口呼吸が続くと、舌の位置が下がり、口の周囲の筋肉バランスが崩れ、上顎の成長が妨げられます。結果として、出っ歯や開咬(前歯が閉じない)などの不正咬合が生じやすくなります。
•口腔内の乾燥・むし歯・歯周病のリスク増加
口で息をしていると唾液が乾きやすくなり、自浄作用が低下。むし歯や歯ぐきの炎症を起こしやすくなります。
•睡眠の質の低下・いびき
アデノイド肥大は睡眠中のいびきや無呼吸の原因にもなります。成長ホルモンの分泌が妨げられ、発育への影響が懸念されます。
歯科医院でできること
当院では、口呼吸や歯並びの兆候があるお子さんに対し、以下のようなアプローチを行っています:
•顔貌・口腔内の観察とスクリーニング
•レントゲン撮影(必要に応じて側貌セファロ)によるアデノイドの確認
•耳鼻科との連携(アデノイド肥大が疑われる場合)
•口腔筋機能療法(MFT)や舌トレーニング
•マウスピース型矯正や成長誘導治療
「アデノイド肥大」は、耳鼻科だけでなく歯科的視点からも重要な問題です。お子さまの歯並びやお口ポカン、いびきなど気になる症状があれば、ぜひ一度ご相談ください。
歯科は「歯だけを診る場所」ではありません。
全身の健康、そして成長発育を支えるパートナーとして、これからも皆さまの健康をサポートしていきます。
本日もお疲れ様でした!
明日も皆様にとって歯っぴーな1日になりますように☺︎