ミルクより母乳のほうが歯にいいの?|名古屋市中川区の歯医者|名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科

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ミルクより母乳のほうが歯にいいの?

こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎

本日は『ミルクより母乳のほうが歯にいいの?
というテーマについてお話します。

赤ちゃんの栄養と発育に欠かせない「母乳」と「ミルク(人工乳)」。どちらも大切な役割を果たしますが、「歯にとってはどちらがいいの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

今日は、小児歯科の視点から「母乳とミルク、それぞれの歯への影響」についてお話しします。

 

母乳とミルク、成分のちがいは?

母乳は赤ちゃんの成長に必要な栄養素がバランスよく含まれており、免疫力を高める働きもあることで知られています。一方、ミルク(人工乳)も、母乳に近づけるように成分が設計されており、栄養面では大きな差がないとも言われています。

ただし、歯科的な観点から注目すべきは「糖分の種類」と「与え方」にあります。

 

虫歯のリスクから見ると?

母乳にも乳糖という糖分が含まれていますが、虫歯の原因菌が好む「しょ糖(砂糖)」とは性質が異なります。そのため、母乳単体では虫歯のリスクは比較的低いとされています。

一方、ミルクには乳糖のほか、種類によってはしょ糖や他の糖分が含まれている場合があり、母乳よりも虫歯リスクが高まる可能性があります

 

歯に悪いのは「内容」だけじゃない、「タイミング」と「習慣」もカギ!

母乳であっても、次のような習慣があると虫歯リスクが高まります:

•寝かしつけに母乳やミルクを口に含んだまま眠ってしまう

•夜間頻回に授乳・哺乳している

•離乳食が進んでも甘い飲み物を多く摂る

特に寝ている間は唾液が減り、口の中の自浄作用が弱くなるため、虫歯菌が活発になりやすい時間帯。寝かしつけ授乳・哺乳の後に歯を磨かないと、母乳でもミルクでも虫歯のリスクは上がります。

 

小児歯科医からのワンポイントアドバイス

1歳を過ぎたら、寝る前の授乳・哺乳はできるだけ控えるか、水に切り替えるのがおすすめ。

上の前歯が生えたら、ガーゼや歯ブラシでケアを始めましょう。

歯科医院でフッ素塗布や食習慣の相談をするのも◎

 

「ミルクより母乳のほうが歯にいい?」という問いに対しては、一般的には母乳の方が虫歯リスクが低いと考えられています。ただし、それも与え方やタイミング次第。どちらにせよ、赤ちゃんの歯を守るには毎日のケアと予防意識が大切です。

しかし、これらはあくまで一般的な内容を記事にしたまでのこと。
様々な理由で母乳ではなくミルクで育てている方も多いでしょう。
何を隠そう我が家も7ヶ月からは完ミでした。
ぼくは小児歯科の分野も勉強してきた歯科医師ですので、やはり妻に母乳育児をごり押ししてしまい、
傷つけてしまった過去があります。

母乳で育てたい気持ちはあれど、母乳の出が悪かったり、歯が生えるのが早くて乳首を噛みちぎろうとする我が子。
必死に頑張ってくれたのですが、ある日『もう辞めたい・・』と泣きながら言われてしまいました。
産後、ただでさえ肉体的にも精神的にも辛い妻に自分の理論を押し付けて追い詰めてしまったことを恥じました。

もちろん歯科医師なのでここでも正しい嚥下方法の取得や歯並びのために必要なことはお伝えしますが、
それがたとえ難しかったとしてもご自分を責めたりしないでくださいね。

大丈夫です。
次の一手を共に考えましょう。

我が家はそれを補填するためにトレーニングや仕上げ磨きなどを夫婦二人三脚でやってきました。
是非お子様のお口のみらいを共に守るお手伝いをさせて下さい。

本日もありがとうございました。
明日も皆様にとって歯っぴーな1日になりますように。