エナメル形成不全症ってなに?|名古屋市中川区の歯医者|名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科

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エナメル形成不全症ってなに?

こんにちは‼︎

名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎

*エナメル形成不全症ってなに?

―子どもの歯に増えている“見た目の白斑・黄ばみ・ざらつき”の正体―**

「前歯に白い斑点がある」「奥歯の表面がザラザラして見える」

そんなお悩みで来院されるお子さんが、近年とても増えています。

その原因のひとつが “エナメル形成不全症” です。

エナメル形成不全症とは?

歯の表面をおおう“エナメル質”が

生まれつき十分に作られなかった状態 をいいます。

エナメル質は歯の一番硬い層で、虫歯や酸から歯を守っています。

この層が弱かったり薄かったりすると、見た目や虫歯リスクに影響が出やすくなります。

どんな見た目?(よくあるサイン)

お子さんの歯で、こんな症状があれば疑います。

•白い斑点(ホワイトスポット)

•黄色・茶色っぽい変色

•歯の表面がザラザラしている

•歯が欠けやすい

•生えてすぐに虫歯になりやすい

特に、生えたての 6歳臼歯(第一大臼歯) や前歯に目立ちます。

なぜ起こるの?(原因)

エナメル形成は 妊娠期~幼児期 にかけて行われます。

その時期の影響を受け、形成がうまくいかないことがあります。

主な要因は以下のとおりです。

•妊娠中の栄養状態や体調不良

•早産・低出生体重

•幼児期の高熱

•ビタミンD不足

•遺伝的な要因

•薬剤の影響(まれ)

“育て方が悪かった”わけではなく、

誰にでも起こりうる生まれつきの特徴 と考えてください。

 

放っておくとどうなる?

エナメル質が弱いことで…

虫歯になりやすい

歯が欠けやすい

•温かい・冷たいがしみやすい

•見た目が気になる(色・形)

といったトラブルにつながりやすくなります。

歯科でできる治療

症状の程度によって治療方法は変わります。

● 軽度

白斑や小さな変色だけの場合

•フッ素塗布

•レジンによるコーティング

•MIペースト(リカルデント)の使用指導

● 中等度

一部が欠けたり、ザラつきが強い場合

•コンポジットレジン修復(白い詰め物)

•シーラントでの予防処置

● 重度

歯の多くが崩れやすい場合

•銀歯・白い被せ物(クラウン)

•小児用のかぶせ物(メタルクラウン・ジルコニア冠)

早めに処置することで、歯を守りやすくなります。

おうちでできる予防ケア

•フッ素入り歯みがき剤を毎日使用

•生えたての歯は丁寧な仕上げ磨き

•甘い飲食のダラダラを避ける

•3〜6ヶ月ごとに定期チェック

エナメル質が弱い歯ほど、早期ケアがとても重要です。

 

エナメル形成不全症は、

生まれつきエナメル質が十分に作られなかった状態 で、

見た目だけでなく虫歯リスクにも関わる大切な歯の問題です。

生えたばかりの歯に白い斑点や黄ばみ、ザラつきがあれば

一度歯科医院でチェックしてみてください。

早めに見つけてケアすることで、将来の歯をしっかり守ることができます。


本日もお疲れ様でした‼︎

明日も皆様にとって歯っぴーな一日になりますように☺︎