こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
*八重歯ってかわいい?それとも治したほうがいい?
歯科医師が伝えたい “八重歯” の本当の話**
「八重歯がチャームポイントでかわいい」という声もありますが、歯科の視点では八重歯は “見た目だけでなく、お口の健康にも影響することがある歯並び” です。
今回は、八重歯の原因や放置した場合のリスク、治療方法についてわかりやすく解説します。
1. 八重歯とは?
八重歯とは、上の犬歯(糸切り歯)が歯列から外側に飛び出した状態のこと。
日本では「かわいい」「個性的」と言われることがありますが、海外では不正咬合として矯正治療の対象になることが一般的です。
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2. なぜ八重歯になるの?(原因)
✔ ① 顎が小さい・スペース不足
現代の子どもはやわらかい食べ物が多く、顎が小さくなりがち。
犬歯が生えるスペースが足りず、外側へ押し出されてしまいます。
✔ ② 乳歯の早期脱落・虫歯
乳歯を早く失うと、隣の歯が寄ってしまい 犬歯の居場所がなくなる ことで八重歯に。
✔ ③ 遺伝
顎の大きさや歯の大きさは遺伝的な影響も大きいです。
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3. 八重歯を放っておくと起きやすいトラブル
❗ ① 歯磨きがしにくく虫歯・歯周病リスクが上がる
重なりが強いため、汚れが溜まりやすくなります。
❗ ② 歯ぐきに当たって痛み・炎症が出ることも
飛び出した犬歯が口の中を傷つけるケースもあります。
❗ ③ 噛み合わせのバランスが崩れる
犬歯は噛み合わせの“ガイド役”。
その犬歯がズレることで 顎関節症の原因になることも。
❗ ④ 見た目がコンプレックスに
思春期〜大人で「歯を見せて笑えない」と相談に来る方も少なくありません。
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4. 八重歯の治療方法(年齢別)
■ 子どもの場合(6〜12歳)
顎を広げる治療(拡大装置) でスペースを確保することが多いです。
犬歯が生える前にスペースを作れると、八重歯を未然に防げます。
✔ 早期治療がおすすめ
犬歯が生えるのは 9〜12歳ごろ。
この前に介入できると成功率が高くなります。
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■ 中高生〜大人の場合
矯正治療が必要です。
・ワイヤー矯正
・マウスピース矯正(インビザラインなど)
必要に応じて、
✔ 歯列のスペースを作るために歯を少し削る
✔ まれに抜歯が必要
などのケースもあります。
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5. 八重歯は「かわいい」だけで判断しないで
八重歯は一見かわいく見えることもありますが、
長く放置すると虫歯・歯周病・顎関節症などのリスクを抱えやすい歯並びです。
特にお子さんは 犬歯が生える前(7〜9歳) に一度チェックしておくと、将来的に大きな矯正が不要になることもあります。
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• 八重歯は犬歯が外側に飛び出した状態
• 原因は「顎の小ささ」「スペース不足」「遺伝」
• 虫歯・歯ぐきトラブル・噛み合わせ不良につながる
• 子どもは早期介入、大人は矯正治療が中心
• 見た目だけでなく「健康のため」に判断が大切
本日もお疲れ様でした‼︎
明日も皆様にとって歯っぴーな一日になりますように☺︎