こんにちは‼︎
名古屋なかがわみらい歯科&矯正歯科です☺︎
今日は次男の一歳半検診でした。
ぼくは仕事だったので妻が行ってくれたのですが、興味本位で長男の時はぼくが行ったことも何度もあります。
そこで、我々歯科医師が一歳半検診の歯科検診って何をみているのかをお伝えしたいと思います。
「一歳半検診の歯医者さん、虫歯チェックだけ?」
実はそれだけではありません。**この時期だからこそ大切な“お口の発達チェック”**が行われています。
① 虫歯がないか
一番イメージしやすいのが虫歯チェックです。
ただし一歳半では**本格的な虫歯よりも、なりかけ(初期う蝕)**が多い時期。
• 白く濁った歯はないか
• 前歯の付け根に汚れがたまっていないか
を中心に見ています。
② 歯の本数・生え方
一歳半頃は個人差が大きい時期です。
• 歯の本数は年齢相当か
• 上下のバランスはどうか
• 生える位置に大きなズレはないか
「少ない=異常」というわけではなく、経過観察が必要かどうかを判断します。
③ 歯並び・噛み合わせの傾向
この時期からすでに将来につながるサインが見えることもあります。
• 前歯が噛み合っているか
• 反対咬合(受け口)の兆候
• 指しゃぶり・おしゃぶりの影響
早く気づけば、生活習慣のアドバイスだけで改善することも少なくありません。
④ お口の使い方(機能)
実はとても大切なポイントです。
• しっかり噛めているか
• 舌の動きに問題はないか
• 口がポカンと開いていないか
これは食べ方・発音・歯並び・姿勢にも関係してきます。
⑤ 歯みがき・食習慣の確認
保護者の方への確認も歯科検診の一部です。
• 仕上げ磨きはできているか
• 甘い飲み物・おやつの頻度
• 寝る前の授乳やミルクの習慣
ここで家庭ごとの改善ポイントを伝えてもらえます。
⑥ フッ素や今後の受診について
自治体によっては、
• フッ素塗布の案内
• 歯科医院への定期受診のすすめ
が行われます。
「歯医者=治療」ではなく、「歯医者=予防」のスタート時期です。
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一歳半歯科検診の目的は「異常探し」ではありません
一歳半検診は、
✔ 虫歯を早く見つける
✔ お口の発達が順調か確認する
✔ 保護者が安心して育児できるようサポートする
ためのもの。
泣いてしまっても大丈夫。
うまくできなくても評価が下がることはありません。
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一歳半検診の歯科検診では、
• 虫歯
• 歯の生え方
• 歯並び・噛み合わせ
• お口の使い方
• 歯みがき・食習慣
と、「今」と「これから」を一緒に見ています。
「何も問題がなかった」=「もう安心」ではなく、
これから守っていくための第一歩として活用していきましょう。
本日もお疲れ様でした‼︎
明日も皆様にとって歯っぴーな一日になりますように☺︎